お寺様から、親鸞聖人座絵の掛け軸の修復を承りました。
この掛け軸は長い年月とともに顔彩(岩絵の具)の剥落、絵絹の折れが見られ、慎重な取り扱いと時間をかけた作業が求められました。
まず、にかわで顔彩の剥落部分を押さえ定着させ、表打ちを行ないます。
これは、現在の状態を保つための重要な工程です。
その後、ピンセットなどを用いて、掛け軸に以前に施された裏打ちや他の装飾を丁寧に取り除いていきました。
この過程で、裂地や和紙の素材構造に対する新しい発見もあります。。
生漉き紙で肌裏・増裏・総裏打ちを施し、仕立てには中回しに雁金(三門徒派・専照寺)、大べりに蓮華の本金裂地を使用しました。
クリーニングも行いましたので施工前より親鸞聖人のお顔が明るくなりました。(施工期間2か月)







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